日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

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8月24日(土)講座【和の作法】が開催されました。

「世界に共通する、大切な人をお迎えするときに必要な3つのものとは何でしょう?」という先生の質問から始まった「室礼(しつらい)」のお話。

床の間の由来、またそこを荘(かざ)るときに用いられるお道具や箱の扱い方、紐の結び方、お道具を置く位置などの決まりごとなど、みなさん興味津津のご様子。

今日、年中行事に合わせて「しつらい」をしている一般家庭は少ないと思いますが、みなさんしきりに感心し、うなずいておられました。こういう話を聞くと「正しい日本人に戻る」感覚になるのは、私だけではないでしょう。

また、日本で生活していると、ある特定の草花(例えば菊)をモチーフにした意匠をいろんな場面で繰り返し目にしますが、それらの草花が重用される理由や、この時期の節句の意味など、中国の故事や陰陽五行の概念を用いて説明していただきました。自分たちにとって当たり前の景色になっているものごとの背景を知る楽しさです。

後半は、頂く側と供す側に分かれてロールプレイングをしながら、お茶菓子を頂きました。懐紙の使い方、お菓子やお茶を頂く前と後のお作法について、楽しく学びました。自らお茶を立ててみたかったので念願がかなった!と喜ぶ方も。

 

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ロープレの最中は、先生の秀逸なツッコミに、笑い声が絶えません。

「お尻が上がって女豹のセクシーポーズになってますやん」

「“どーもどーも遠いところお越し頂いて”って、中居さんじゃないんだから」

笑。あっという間の二時間でした。

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掛け軸をはじめ、お茶碗や菓子盆はたいへん貴重なものであることに、事後気付いた私。「ひょっとしてこれは○○ですか??」と伺いましたところ、「そうです」とのお答え。驚きました。我々庶民には手の届かないものです。

また、西際先生は毎年あるやんごとなきお生まれの方をお迎えして、お香の席を設けていらっしゃるとか。そんな若宗匠に教えていただき貴重なお道具に触れられて、参加者のみなさん、よかったですね!!これも関西にいるからこそできる体験。今回受講に至らなかった方、次回はぜひ。

最後に講座の感想を聞いてみると

「最初は緊張したけど、とても楽しく、また丁寧にわかりやすく教えていただけてよかった」

「この年になって目新しい体験ができて、とても楽しかった。有意義な時間でした」

「日本の文化は、常に相手のことを尊重していることがよくわかった」

「普段何気なく目にしているものの意味がわかって目からウロコ。日本人として知っておかなければならないことだと思った」

「美術館に所蔵されているようなお道具に触れられるのに、この受講料でほんとにいいの?という感じ」

などのお声を頂戴しました。また、

「次の企画、決まったらぜひ教えてください!!」と異口同音に言っていただき喜んでもらえたこと、主催者冥利に尽きます。

「受講してみたら楽しさがわかるんですけどね~」という感想も頂きましたが、私も講座が終わるたびに、こんなに美しく深い日本の伝統文化、外国人もうらやむ文化を知らずにいる日本人に対し、

豆知識さえ持たずにいるなんてもったいないなー

そのまま人生終えてほんとにいいんですかー

後悔しても知らんでー

と思います(笑)。どうすれば「日本を知ることの楽しさ、驚き、感動」が伝わるのか、日々思案中です。誰か、お知恵プリーズ!!

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