日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

DSCN0426

4月から始まった「にっぽん人即席養成講座」。最後は「日本の心~伊勢の神宮」で締めくくられました。8月31日(土)、老若男女さまざまな受講者にお越しいただき、神宮への関心の高さがうかがえました。

一般には「伊勢神宮」と呼ばれていますが、正しくは単に「神宮」といいます。明治神宮や熱田神宮など他の神宮と区別するときには「伊勢の神宮」と呼びます。ゆえに当講座でも「伊勢の神宮」と表記していますが、みなさん、お気づきでしたか?

当日の講師は元伊勢市観光協会会長の山中隆雄先生です。先生が実際にご覧になった天皇陛下の行幸時の様子や、古事記(神話)に記されている稲穂と天皇陛下の祈りに込められた国民への思いを例にとって、日本の神話は現代にも「ピチピチ息づいている」とお話しされました。

たしかに、ギリシア神話のふるさとギリシアでは多くの神殿が廃墟となっている現状に照らして先生のお話を聞くと、なるほど日本では神話が現代にも生きていることがわかります。日本文化を研究している外国人が一様に驚くことだそうです。

また天照大御神と皇室の先祖神を祀っている神宮と皇室は、無私の精神、公の心に貫かれていることを、実例を挙げてお話しいただきました。

私も聞くたびに“じーん”とするし、初めて聞く人は軽いショックを覚えるのではないでしょうか。

私も初めてこの話を聞いたとき、相手を思いやり和を尊ぶ日本人の原点がここにあったのか!

神話の時代から続く日本人のDNAだったんだ!と気づきました。

日本人の原点を押さえることで、視界が開けるように身の回りのものごとが見えてきたものです。

神道では「言挙(ことあ)げしない」、つまり、あれやこれや言い立てて他人を巻き込まない態度、自己主張せずに和を尊ぶ精神が尊重されます。

そのため神宮で二千年間、一日も欠かさず執り行われてきた御神事があることや、年に一度の大祭である神嘗祭が何のために行われるのか、ほとんどの日本人は知りません。

神宮が主張しないこと、また他では聞けない式年遷宮に関する興味深いお話に、みなさん深くうなずき、最後は時間いっぱいまで質疑応答が続きました。

DSCN0433

事後の感想では、

「書物では知りえない内容が聞けてとてもよかった」

「神宮の“無私の精神”に感銘を受けた。私もそうありたい」(中国からの留学生さん)

神話の時代から受け継がれてきた“他”を思いやる心が今もなお生き続けていることを具体的に知って、日本の国のことをもっと知りたくなった」

「とくに心に残ったのは、日本は“慈愛で治められている国(しらす国)”であるということ。よく言われる日本人の良いところ(思い遣りがある、親切、礼儀正しい等々)はここから来るのかもしれないと思いました。これからもその源になる神話や神道をきちんと知りたいと思います」

日本人ながら私は何も日本のことを知らないなあ・・・・と痛感。これからもっと日本のことを知りたいし、知らなければならないと思いました。いい機会を与えていただき感謝しています。ありがとうございました」

などのお声が寄せられました。感謝申し上げます。

「言挙げしない」のが日本人の美徳ですが、当法人ではあえて言挙げし自国のすばらしさを伝えたいと思っています。

「にっぽん人即席養成講座」は「にっぽん人ことはじめ講座」と名称を変えて、来年早々にも次シリーズをスタートさせたいと考えています。内容が確定次第HP上で発表しますので、また気になる頃にご訪問くだされば幸いです。

一連の当講座にご参加いただいたみなさま、まことにありがとうございました。また、本年ご参加いただけなかった方も、来年はぜひお会いしたく。お待ち申し上げております。