日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

<ブログの過去記事を再掲します>

 

日本では、「地べたは汚い」という感覚があります。(生物を育む”土”が汚いわけではない)

ですから、土のついた靴は玄関で脱いで家の中は汚さないわけです。内と外をはっきりと分けて、穢れは家の中に入れないようにします。

一昔前まで多くの日本人にとっては、地べたに直接すわることも抵抗があったはず。ジベタリアンが登場するまでは。

でも外国に行くと、穢れと清浄の境目があいまいであることに気付きます。彼らは靴のまま家の中に入るし、地べたに座るのも平気です。私も、夫やその家族のちょっとした行動に違和感を覚えることがあります。

例えば、日本人として気になる彼らの行動。

・街や電車の中などいたる所で地面に直置きしたかばんをベッドの上に直立させる

・靴下や裸足のまま玄関に降りて歩きまわり、そのまま家の中に入る

・上がりかまちに足をかけて、靴の紐を結ぶ

・外でゴロゴロ引っ張って来たスーツケースを家でもゴロゴロする   など。

外国人と暮らした日本人なら「あるあるビックリマーク」状態ではないでしょうか。

身内ではないですが、国際線の機内で白人の女性がソックスのまま歩きまわりそのままトイレに入ったのを見たときは、やっぱり感覚違うわ~ガーンと思ったものです。

 

一方、フランス。

夫の実家では、家族は皆上履きに変えるのですがお客様には靴は脱がせません。失礼にあたるからです。

1階はタイル張りなので、靴のままでいてもさほど違和感ないのですが、じゅうたんを敷き詰めてある2階以上(生活空間)に靴のままドカドカ入られると決して潔癖症ではない私でも、イヤ~な感じがぬぐえません。日本人なら生理的にダメな人が多いと思います。

私がまだお客さん扱いをされていたころ、「靴のまま2階に上がって」と言われたけど、どうしてもできなくて靴を脱いだら、「ノン、ノン、ノン!!」と激しく抵抗されました。

夫の両親が初めて来日したとき、義父は「床の上になんか寝られない!」とお布団の使用を拒否してました(笑)フランスの生活様式からみれば、確かに家の中の床は汚いことになっているので、その感覚上にあれば、この言い分もわからなくはない。

でも日本では家の中で靴を脱ぐので床上は汚くないし、すでに清浄な空間なので畳の上に直にお布団を敷いて寝ることは、なんの問題もないわけです。

まあそんなことを言っても、年をとって長年染み付いた感覚を払しょくすることは難しいので義父にはベッドで安心して寝てもらいました。

 

私も彼らと接するうちに、内と外、穢れと清浄の感覚があいまいになっていることに気付くときがあります。

たとえば靴下のまま玄関に降りて靴箱の中を探っていると、父に「こら!靴はかんかい!」と怒られたり(;^_^A  ホテルなどで、靴を脱いだらスリッパを履かずにそのまま室内をうろうろしたり。

あと、日本人は「頭」に関するものを足蹴にすること(人の頭を跨ぐなど)に抵抗がありますが、彼らにそんな「おきて」はありません。私も若干フランス人化しているのでしょう。つい枕を踏んだとき、友達に注意されて「あ」と気付いたこともありました。

うーん、いかんいかん・・・・。