日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

11月30日(日)、日本の作法【室礼&香道編】が実施されました。この日の講師は、香道泉山御流からお越しいただいた南光朱香先生。

この日お集まりいただいたみなさんは、「お香をたしなむのは初めて」という方ばかり。香道とは一体どんな遊びなのだろう・・・と興味津々のご様子でした。

この日の組香はお正月にちなんだ「三友香」。三友とは、松・竹・梅のことです。日本では、慶事やお祝いごとのシンボルとしておなじみですね。
まず、松・竹・梅、それぞれの香炉が廻ってくるので、一つひとつの香を聞き分けます。その後ランダムに出香された3つの香が、松・竹・梅のどれかを当てるというもの。

 

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初めて拝見する先生のお点前も興味深く

 

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作法に従ってお香を聞き分けます

 

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「必ずしも当てることが目的ではなく、お香を楽しむことが一番」と先生。とはいえ、体験するからには全問正解を目指したいところ。先生は、香りだけでなく別の視点での聞き分け方を教えていただきましたが・・・よいヒントになりましたでしょうか。

この日、床の間に飾られた掛け軸は、近代日本画の大家、竹内栖鳳の筆による宝船の絵でした。これもお正月にちなんだおめでたい図柄。その足元には、梅の花を象った結び紐の志野袋(香包みを入れるための袋)が。室礼も、お正月を先取りしていただきました。

香が出そろったところで、みなさん、首を傾げつつ記紙(きがみ)に答えを記入していきます。

 

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答案用紙の書き方にも作法がありますよ~

 

結果発表までお茶とお菓子で一服しながら、梅や菊などの草花が日本で重用される、その理由などについてお話を伺いました。

 

さて、いよいよ結果発表です。今回全問正解はお一人だけ!みなさん初めてだったので、作法に気がとられて、ちょっと難しかったかもしれませんね。

 

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一人ひとりの回答と結果が記入された紙が回ってきます

 

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全問正解だったかな?

 

事後の感想では、「面白かった!」「全部外したけど(笑)楽しかった!」「やっぱり日本、いいわぁ」「上品で奥深い遊び」「はまりそう」「こういう文化は残していくべき」「ほんとに自分は自国の文化について何も知らないと思った」と、みなさんそれぞれに印象深い体験ができたようです。

 

わりと身近な茶道に比べ、触れる機会の少ない香道を初めて体験したときは、私も「自分の知らないところでこんな文化が継承されているのか・・・まだまだ知らない日本があるなあ」と感慨深かったことを思い出します。

 

せっかく豊かな型の文化の国に生まれたのだから、こういう世界を知らずに人生終えては日本人としてあまりにもったいない。ぜひとも機会をとらえて、先人が洗練させて残してくれた文化に触れてみてくださいね!!

 

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ご参加くださったみなさま、誠にありがとうございました。