日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

12月27日(土)、今年最後の日本人ことはじめ講座「日本の華/お正月のお花」が開催されました。

今回は歳神さまを迎えお祀りするお正月を迎えるにあたり、縁起のよい花材を用いました。

この日使った花材は、「松」「千両」「葉牡丹」「菊」「梅」の5種類です。

各植物の象意や重用される理由、フラワーアレンジメントと違う点などの説明のあと、

型に従って実際に生けていただきました。

 

まず全体のバランスを決める重要な枝(役枝)の位置を決めます。

この日の講師、華道未生流大家老の西田先生が、順次役枝を生けるのに合わせて

参加者のみなさんもそれに倣っていただきました。

 

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御年90才、西田先生。

 

 

役枝の長さ・位置・角度がきれいに決まったら、残りの花材を自由に生けていきます。

 

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華道の面白いところは、同じ位置に同じ花材を挿しても、個人によって全く違う雰囲気の作品を作り出すところ。

誰が見ても「美しい」と思うストライクゾーン(すなわちそれが華道の「型」)があり、

そのゾーンの中に入っていれば、どんな活け方でもOK。

基本的な型はあるものの、最後は個々人の感性にゆだねられます。

 

 

一度自分なりに生けて完成したところで、西田先生に直していただきます。

 

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その生け方をよく見て記憶に刻んだら、いったん全部抜いて再度生けてもらいました。

自宅できれいに生けていただくには、型を覚えてもらわねばなりませんので。

 

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西田先生のお手本。さすがです。

 

みなさん、思考錯誤しながら完成させた作品です。出来栄えはいかがでしょうか。

 

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きれいに生けられましたね!

 

通常のお稽古で使う花材は3種類。

今回はお正月花ということもあり、にぎやかに5種類も用いたので、

初めての方には難しかったと思いますが、「型」を使ってお花を生けるとはどういうことか

理解していただけたのではないでしょうか?

 

参加者の中には華道経験者も何名かいらっしゃいました。

未生流とは違う流派の方にとっては型の違いがとても興味深く、

また、フラワーアレンジメントの経験者は「和の花」のよさを改めて感じたとのこと。

毎年お正月にはお花を自己流で生けているという方たちからは

「楽しかった!」「今回は自信をもって生けられる」との感想を頂戴しました。

 

お花があるとお部屋の雰囲気はがらりと変わります。

ご自宅でも奇麗に生けたお花をみなさんで愛で、そのよさを味わい、お正月を寿ぎましょう。

 

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ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。