日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

パリであのテロが起こった2日前、

私はパリ在住の日本人のお友達とランチをするため

レピュブリック広場で待ち合せをしていました。

事件現場に近く、またテロへの抗議デモで160万人が

集まったとされるあの広場です。

レピュブリック広場周辺には目立った観光名所やお店もないので

滅多に行く場所ではないし、その日も人影はまばらで閑散としていました。

数十時間後、そこから目と鼻の場所で凄惨なテロが起き、

広場がフランス史上最大のデモの舞台となるなんて誰が予想できたでしょうか。

なんでもない日常が突然ひっくり返る瞬間を見た思いです。

 

さてランチの話に戻ります。

お目当てのレストランはその日営業していなかったので、

インターネットのニュースでみた日本人経営のお弁当の店に行くことにしました。

今フランスでは「外食より経済的」「いろんなものがちょこちょこ詰められて楽しい」

「新しい食のスタイル!」などの理由でBENTOがちょっとしたブーム。

弁当向けのレシピ本やお弁当箱がなかなかの人気を博しているようです。

そんなBENTO人気をリサーチすべく、到着したのはここ。

 

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TV番組「未来世紀ジパング」でも紹介されていた「mussubi」さん

写真、暗いのですが昼間です。この日は曇天だったので。

 

店内に入ると日本人女性がにこやかに対応してくれました。

やっぱり、ほっとするわ~。

 

私たちはイートインコーナーで食べることにして、出されたピッチャーをみると水の浄化のために竹炭が。

日本人らしい気遣いです。知らない外国人がみたら驚くでしょうね~。

 

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写真が暗くてごめんなさい。

 

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おむすび3個と決められたおかず以外は選べます。これで13ユーロだったかな。

きんぴらごぼうに魚の西京焼き、そばのガレット、炊き込みごはんのおむすび・・・

どれも「日本人が作っているな、間違いない」とわかる見た目と味でした。

 

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トン汁も一緒にオーダー。

 

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お店の方に聞くと、この界隈で働いているフランス人が多く買いに来るそうです。

「タキコミって何?」などと質問しながら、好きなものを選んで皆テイクアウトしていきます。

 

おいしそうな大福餅もありました。

外国でみる作りたての和菓子は、神々しさを身にまとっていました(笑)

お腹の具合によってはデザートに頂いてもいいかな、と思っていましたが

おしゃべりに夢中になって失念。

「もし私がパリに住んでいて和食が恋しくなったらここに来るだろうな」

と思うほどに、日本のエスプリ(!)が効いているお店でした。

 

またある日、街角でみつけた和雑貨のお店には、お正月仕様の干支の置物や手ぬぐいが。

ざっと見たところ海外のお店でありがちなヘンテコな日本風味のものが

見当たらなかったので、日本人経営のお店だと思います。

 

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樽酒ほか日本酒各種が豊富にありました。

 

こちらは、アンパンやクリームパン、メロンパンなど、

日本でおなじみのパンが買えるお店。

 

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私たちが普段親しんでいる、ふわふわの四角い食パンが食べたくなったら、

このお店にGO!です。

 

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これらのパンは日本で独自の発展を遂げたものなので、フランスではお目にかかれません。

 

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それゆえ日本人が異国で懐かしく思うラインナップといえるでしょう。

店内のイートインコーナーは日本人を含むお客さんでいっぱいでした。

 

たまたま通りがかっただけ、立ち寄っただけでこれだけの「日本」がみつけられたので

きちんと下調べしてさらに時間もあれば、もっと多くのものをご紹介できたと思います。

3年ぶりのパリ。

私が日仏の間を行き来するようになった15年前より確かに、

パリジャンの間で様々な形の「日本」が受け入れられていることを実感しました。