<ブログの過去記事を再掲します>
数年前、休暇でパラオに行ったときのことです。
関西空港からパラオへの直行便はなく、グアム経由で現地に向かいます。
グアム行きの乗客の多くは、比較的年齢の若い人たちでした。
さて、私の隣に座ったお兄さん。これがまた、金髪、ピアス、腰パンにタトゥーといういでたち。
見まごうことなきヤンキーです(笑)
正直「うわー、ぱんつハミ出てるし。えらいのが隣に来たなあ・・・f^_^;」と思っていたのですが・・・
もうすぐグアムに着陸というとき、彼のとった行動に私は目を見張りました。
なんと、自分の使っていた毛布を、きちんと四角に折りたたんでいたのです!!
・・・こう、きっちり角を合わせてね。
私は「この子は間違いなく日本人だな~」と、うれし可笑しくなったのを覚えています。
一方、あるアジアの国に向かう国際線に乗ったときのこと。
私の前方に座っていた乗客の多くは、その目的地の国の人たちでした。
現地に到着後、出口に向かって歩き出し、機内前方の床に目をやって唖然。
彼らは、毛布からペットボトル、ヘッドホン、雑誌にいたるまで全て床にぶちまけたまま立ち去っていたのです。
ウッソー!!このまま行っちゃうわけ?!と私は軽くショックを受けました。
と同時に、あとで片付ける人のことなんか全く考えていないんだな・・・となんだか胸が痛みました。
ある外資のエアラインのキャビンアテンダントが、「日本人乗客が降りたあとの座席は、使う前と同じようにきれい」
と日本人のマナーのよさを褒めていたと、何かで読んだ記憶があるのですが。
そりゃそうでしょう、日本人ならやんちゃそうなヤンキーだって、使った毛布はきちんと折りたたむんですから。
こういう日本人の美点は、なくしたくないものです。