今週、天皇皇后両陛下が戦没者の慰霊のため、パラオ共和国を訪問されました。
73日間にも及ぶ、文字通り日米両軍の死闘の末に、日本軍の戦死者は一万人を超えました。
生き残ったのはたった34人。日本兵の血で海岸は赤く染まったといいます。
両陛下は多数の犠牲者が眠る西太平洋地域での慰霊を長年強く希望されており、
今回の運びとなったとのことです。
パラオは戦前、日本統治下にあった国ですが、親日国として知られています。
(日本統治下にあった国々は当時の統治を評価しており、今でもおおむね親日国です。
極端な例外国はありますが)
両陛下のご訪問にあたり、現地は大歓迎ムードだったとのこと。
一国民としても嬉しい限りです。
空き缶などを売って横断幕を用意してくださるなど、手作り感満載の歓迎の様子がとても微笑ましい!
ところでパラオの国旗、日の丸にそっくりだと思いませんか?
実は、日の丸を模して、海に浮かぶ月を表わしたものだそうですよ。
それから、パラオと日本の絆を語る上で欠かせないのは、この橋。
その名も、JAPAN-PALAU FRIENDSHIP BRIDGE。
当初、韓国企業が建設した橋が完成19年後に突然崩落。その企業も韓国政府も責任を取らなかったそうです。
困ったパラオ政府に手を差し伸べたのが日本。我が国のODAによって新しい橋が架けられました。
工事を請け負ったのは鹿島建設。
それゆえ日本人が通ると「アリガトウ、カシマ」と声をかけられたと言います。
その他、パラオと日本との歴史的な絆についての現地レポートはこちらの動画をご覧ください。
実は私も数年前にパラオに行きました。
親日国と知って、それが本当なのか確かめたくなったからです。
ワタクシ、真実はできるだけ自分の目と耳で確かめたいタチでございまして(笑)
現地のお年寄りは言いました。
「日本がパラオを統治して、何も悪いことはなかったのよ。
銀行や病院、学校を造ってくれたし産業も興してくれた。
戦争は特殊な悲しい出来事。誰も日本を悪く思っていない。
日本は今でもパラオに橋やプラントを造ってくれて、とても感謝している」
米軍がパラオに上陸する前、日本軍はパラワン全員を安全な場所に疎開させ、
現地人の犠牲者はいなかったと聞いています。
そんな先人たちの行いも、パラオが親日国であり続けるゆえんかもしれません。
マスコミがこういう親日国の真実を伝え始めたことに、一つの光明を見る思いがします。
戦後70年経って、日本が今大きく変わりつつある証左ではないでしょうか。
追々、私のパラオレポートもお伝えしていきます。