日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

6月30日付産経新聞「話の肖像画」より、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長、ヘンリー・S・ストークス(77)氏の日本観を紹介します。

ストークス氏はもともとファイナンシャル・タイムズ初代東京支局長として来日し、その後日本人女性とご結婚。お二人の間に生まれたのがタレントのハリー杉山さんだそうです。

ストークスさんは「22歳の独身英国人男性が来日して仕事をして日本を好きになれば、100人中99人が日本女性と結婚します。日本女性が素晴らしいからです」とおっしゃっています。よくわかっていらっしゃる(笑)というより、彼にそういわせる奥様がよっぽど素晴らしい方なのでしょう。

 

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〈フィナンシャル・タイムズ初代東京支局長として来日したのが東京五輪が開催された昭和39(1964)年だった〉

オックスフォード大学在学中に米国やソ連など世界を訪ねました。どの国も半日あれば把握できましたが、日本だけは例外でした。1940年代後半から60年代前半に急速に発展した日本人の行動の源がどこにあるのか。それを知りたくて日本に来ました。

高度成長の入り口にあった日本に暮らすうちに日本が好きになりました。巨大なロケットが発射されたように急速に動き出す。そんなミステリアスな魅力がありました。半世紀で10回ほど離れる機会がありましたが、その度日本のすばらしさに触れてとどまりました。

文化が素晴らしい。エズラ・ボーゲルは「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と著しましたが、「ジャパニーズ・カルチャー・アズ・ナンバーワン」と思います。

黒澤明の「七人の侍」などの映画を見て新鮮な衝撃を受けました。19世紀以来、浮世絵に始まり日本建築までジャポニズムは世界文化に大きな影響を与えています。

東日本大震災で被災者が救援物資の配給を受ける際、他人を思いやる人徳の高さがありました。暴動も略奪もない。奇跡のような光景に世界の人が感動しました。「思いやり」を大切にする日本の文化でしょう。

地下鉄に乗ると、私が体調が優れないと見て取ると、誰彼となく席を譲ってくれます。それも相手を慮(おもんばか)って。日本には洗練された文化の高みがあるのです。

 〈日本と英国は同じ島国として共通点がある。それゆえ日本の風土に順応できた〉

シャイで注意深く節度があってあまり直接的に発言しない点など英国人は大陸の欧州人より日本人と共通しています。共に恥の文化です。素材の味を大切にする料理も同じ。私は畳で横になり、綿の浴衣を着ることが心地よいです。

〈日本人女性、あき子さんとの間に生まれた一人息子のハリー杉山さんは、テレビやラジオでタレントとして活躍中だ〉

22歳の独身英国人男性が来日して仕事をして日本を好きになれば、100人中99人が日本女性と結婚します。日本女性が素晴らしいからです。日本女性と結婚して正解だった、賢明な選択をしたとみな思います。私も、あき子と結婚して40年、素晴らしい人生です。

クエーカー教徒で平和主義者ですが、国を護(まも)るために軍隊を持つこと、国を護るために命をささげた方々を顕彰することは当然です。それでハリーが生まれたとき(昭和60年)、靖国神社に家族でお参りしました。ハリーは私以上に文才があります。将来、活字メディアでも力を発揮してほしいと願っています。(聞き手 岡部伸)

引用元:http://www.sankei.com/life/news/150630/lif1506300011-n1.html

 

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沖縄の宮古島に遊びに行ったとき、宿が一緒だった若き英国人男性を思い出しました。彼はファイナンシャル・タイムズの記者さん。ストークスさんの後輩ですね。「高校の同級生だった日本人に日本の話を聞いてすごく興味をもった。どうしても日本に赴任したくて上司に何度も直訴した」と話していました。

「で、その日本はどう?」と尋ねたら「もう最高!特に日本の食べ物は何もかもおいしい!」と。スラリとした長身に見目麗しいお顔の持ち主、そのうえエリート。こりゃ日本の女性がほっとかないわと思い、「モテるでしょ?」と聞いたら「ふふん♡」と意味ありげにニヤリ。その点でも日本はサイコー!なご様子でした。