日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

日本人ことはじめ講座「日本の祭/伊勢の神宮 神嘗祭見学」、1日目に引き続き2日目のレポートです。

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2日目は外宮の参拝からスタート。朝食の腹ごなしに散歩がてら歩いて外宮へ向かいました。やはり朝の神社は清々しい!!

 

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神嘗祭の最中ですが、内宮に比べると訪れる人も少なく。お伊勢参りは外宮→内宮の順で回ることを知らない人がまだまだ多いのでしょうね。

正宮に向かっていると、ガラガラとスーツケースを引っ張って参道の砂利道を歩いている女子一行を発見。私達の間から「あれはないよなー」という声があがりました。それをきっかけに神社で疑問に思う参拝者の行為について口々に言いあいました。

・お賽銭を投げる(人に向かってものを投げて渡すのは大変失礼。ましてや相手は神さま)

・ペット連れ(境内はご神域。あちこちにマーキングする犬を連れてくるのはいかがなものか)

・御神事中の私語や大きな音の柏手(御神事の邪魔をしない配慮が必要)

神道には「言挙げ(ことあげ)しない」という考え方があります。あれこれ他人に言い立てて、和を乱さないという意味です。なにごとにも寛容でおおらかな神道ゆえ、神社側もこれらの行為について「絶対にだめ!!」と厳しく注意はしません。個人の慎みと想像力にゆだねられるということです。

 

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正宮に着くと、葉室代表が宿衛屋の神職と何やらお話。ありがたくも事前に予定されていた内宮だけでなく、ここ外宮でも御垣内特別参拝ができることに!(*正宮内は撮影禁止なので写真はありません)

神宮は「私」ではなく「公」の精神が大切にされている場所です。それゆえ参拝者も、私事ではなく世界平和や国の発展など、公の祈りをささげるのが望ましいとされています。一同しずしずと御垣内に進んだあと、わたくし内田が代表して、謹んで二礼二拍手一礼の作法で祈願いたしました。

やはり特別参拝は身が引き締まるなーと清々しい気持ちでいたら、葉室代表からダメ出しが。「二礼のあとの二拍手のタイミングが速いからみんなついていけない。もっとゆっくり」。さすが宮司の甥っ子。はい、内宮では心して臨みます。

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タクシーで内宮前に到着後、饗土橋姫神社(あえどはしひめじんじゃ)を詣でました。ここは宇治橋から悪しきものが内宮に入るのを防ぐ、宇治橋の守護神社です。葉室代表に聞いて初めて知りました。

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饗土橋姫神社。宇治橋を挟んで内宮と対面する位置に鎮座。伊勢125社のひとつ。

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次に9時半に予定されていた特別参拝のため、内宮の正宮に向かいました。

 

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今度は葉室代表のアドバイスに従い、ゆっくりと落ち着いて祈願。この機会を与えてくださりありがとうございます、どうぞ和えの会の活動が少しでも母国のお役に立てますように・・・。

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その後お神楽奉納のため神楽殿へ。

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内宮の神楽殿

 

受付を済ませると出迎えてくださった神職に神楽殿の奥へと案内されました。いつもの神楽殿とは違うのかな、と不思議に思いながら巫女さんの後をついていくと、「この先への立ち入りはご遠慮願います」の立て看板を通り過ぎ、さらに奥へ。

驚いたことに、通常の待合室とは違う特別なお部屋に通していただきました。どうみてもVIP専用の特別室・・・。これには一同大感激し、「鷹司大宮司、葉室さん、ありがとうございます!!」の大合唱でした。

 

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大喜びで写真を撮りまくるメンバー。

 

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立派な設えのお部屋。

 

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お茶菓子まで・・・ありがとうございます。

 

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鷹司大宮司のお心遣いに感激の面持ちで。

奉納されたお神楽も大宮司の計らいにより、個人ではまず見られない規模の、それはそれは立派な大神楽を拝見できました。やはり神宮のお神楽は他のお宮のそれとは一線を画します。巫女の流れるような洗練された動き、堂々たる男舞・・・見惚れました。心身の穢れがすっかり取り払われたようです。

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おかげさまで、満たされた思いのうちに全日程が無事終了しました。

「至れり尽せりの充実の2日間、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます」

「夢のような2日間でした。関係者のみなさんをハグして回りたいくらい!」

「自力では実現不可能のお参りで、得難い体験でした。山中先生のお話で神嘗祭の意義が事前に理解できてよかったです」

と、メンバーにも喜んでいただけたようです。

人生初の神嘗祭見学、鷹司大宮司による格別のご高配、山中先生の心に沁みるお話・・・皆さまにとりまして忘れがたい思い出になれば幸甚でございます。

私自身、道に迷っていたのですが、今回の経験を通して気持ちが上向きになりました。関係者の皆さまにはこの場を借りて改めてお礼申し上げます。まことにありがとうございました。出会いとご縁に感謝。