日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

12月26日(土)、今年最後の日本人ことはじめ講座「日本の華/お正月のお花」が開催されました。

今回はお一人おひとりの実技にじっくり向き合うべく少人数制をとり、13時開始と15時開始の2コースに分け、それぞれ5組の参加者にお越し頂きました。

まず1コース目、みなさん時間どおりにお越しくださったのですが、なんと西田先生があるトラブルに巻き込まれ、30分遅れで会場に到着。御年91歳のご高齢ゆえ、講座を進めながらも気が気ではありませんでした・・・・。とにかくご無事でよかった!!

というわけで、1コース目は内田自身の気が動転していたため講座の撮影を失念しておりました。みなさんの作品を写真に収めることができず誠に申し訳ございません!!この場を借りてお詫び申し上げます。ゆえにここに掲載するのは、2コース目の写真です。

 

冒頭は、不肖 未生流(みしょうりゅう)師範/内田がミニ講義を担当。日本の型の文化、お正月と歳神さま、大掃除・しめ縄・門松の意味、フラワーアレンジメントと生け花の違い、今回使う型の説明に続いて、実技に入りました。

 

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ミニ講義からスタート。

 

この日使った花材は昨年と同様、門松をイメージした「松」「千両」「葉牡丹」「菊」「梅」の5種類です。昨年受講してくださった数名が今年もお越しになるので、前回とは違う花材を入れて変化を出したいなと思ったのですが、結局自分の好きな組み合わせになってしまいました。ちょっと反省。

 

まず全体のバランスを決める重要な枝(役枝)の位置を決めます。

役枝の長さ・位置・角度がきれいに決まったら、残りの花材を自由に生けていきます。

 

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ご夫婦で合作されるお二人の姿も。

 

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華道の面白いところは、同じ位置に同じ花材を挿しても、個人によって全く違う雰囲気の作品を作り出すところ。

誰が見ても「美しい」と思うストライクゾーン(すなわちそれが華道の「型」)があり、そのゾーンの中に入っていれば、どんな活け方でもOK。

基本的な型はあるものの、最後は各人の感性にゆだねられます。

 

一度ご自身で生けてみて完成したところで、西田先生に直していただきます。

 

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その生け方をよく見て記憶に刻んだら、いったん全部抜いて再度生けてもらいました。ここでみなさんから「(どうにかきれいにまとまったのに)ええー・・・」という戸惑いの声が上がるのも、毎年恒例です(笑)

自宅できれいに生けていただくには型を覚えてもらわねばなりませんので、しかたありません。

 

ではでは、皆さんの作品をご覧ください。

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どれも素敵ですね!!

 

通常のお稽古で使う花材は3種類。

今回はお正月花ということもあり、にぎやかに5種類も用いたので、初めての方には難しかったと思いますが、「型」を使ってお花を生けるとはどういうことか、理解していただけたと思います。

「きれいなお花でお正月を迎えることができ、家族がとても喜んでいた」という昨年の受講者からの感想や、「フラワーアレンジとの違いが面白く楽しかった」というアレンジ経験者からのお声を頂戴しました。

ちなみに、今回はおせち料理を買ったときについてきたプラスチックの三段重を花器として代用しました。赤に金色のふちどりがお正月らしいです。陶器製の水盤をお持ちでない方は、こんな風におうちにあるもので代用してみると面白いですよ。

お花があるとお部屋の雰囲気はがらりと変わります。

ご自宅でも奇麗に生けたお花をみなさんで愛で、そのよさを味わい、お正月を寿ぎましょう。

 

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ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。