日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

お友達コラム②の続きです。

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また、「役割にきっちり」、これに加えて集団の中で全体として効率があがるよう自分の役割を見つけて仕事を進められるのも日本人の得意技、特徴の一つだと思います。

以前、ニューヨークの英語学校に通っていた時のこと、そこのアメリカ人の先生が「世界で一番効率的にものごとを進めるのが得意なのは、日本人とドイツ人だ」と言っていました。納得の一言です。

こういった日本人のきっちり感というのは、今まで当たり前普通のことだと思っていたのですが、外国へ出ることが多くなるにつけ、世界的にみたら日本人の特徴だと思うようになりました。

こういう特徴があったからこそだからこそ、日本はここまで復興してきたのだと思います。

5年前の東日本大震災の時、私はバングラデシュにおりました。バングラデシュでは金曜日が日曜日にあたりお休みなので、テレビのニュースで地震のことを知りました。

地震のニュースはバングラデシュの人々もニュースでみており、後日その後街にでるとよく道行く人に「ジャパニ(日本人の意味)?」と聞かれ、「そうだ」と答えると、

「あんな大変な地震があったけど、日本は素晴らしい国だ。必ず立ち直るよ。今までだったそうだったじゃないか。元気出してね」

と励まされることが多くありました。他の日本人も同じように声をかけられ、励まされた体験をしていました。

私は、この時ほど日本という自分の国のことを考えたことはありませんでした。外国の人が「大丈夫」と思ってくれるほど日本という国は底力があるのだと思います。

それは、よく言われることですが、やはり日本人の勤勉さ(きっちり感)から来るものだと思っています。

さて、さんざんバングラデシュを引合いに出しましたが、一つフォローをさせてください。

バングラデシュの人達は、日本人の私からみると、とてつもないいい加減さで、また世界の最貧国という生きていくのに厳しい環境にいるのですが、彼らは自分の国を誇りに思っています。

自分の庭で採れたジャックフルーツを持ってきてくれて、「これはとってもおいしい我々の国のフルーツなんだよ」と差し入れしてくれたり、「バングラデシュは自然が豊かで美しい国なんだよ」と教えてくれたり、自分の国が大好きな人が多い、情に厚い人々です。

おととし、サモア出張時に出会ったニュージーランドの教育関係のNGOの女性もバングラデシュに行ったことがあり、バングラデシュ人に対し同じことを感じていました。

「あんなに大変な国なのに、みんな明るくて自分の国を誇りにしているのよね」と大いに盛り上がりました。国が違っても、みな人間性や人としてどうあるか等に関し感じることは同じだなと興味深く思いました。

最後に、このNGOの女性が言ったことを紹介します。サモアで彼女が地方に出張した際、日本が建てた学校を良くみかけたそうです。そして、こう言いました。

「日本人のあなたは、自分の国が誇りでしょう」

海外からみて日本という国は素晴らしいのだと思えた嬉しい瞬間でした。

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(内田追記)

「日本人はもっと自国を誇っていい」と外国人から不思議がられるほど、日本人は自国に対し自虐的です。
それは自国の歴史や伝統文化の貴さについて、不自然なほどに知らされてこなかった、教えられてこなかったことに起因していると思います。
自国を誇りに思うか思わないかは、世界への貢献度やGNPの高さには関係ないのだ、ということをバングラ人に教えられた気がします。