日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

10月29日(土)、日本人ことはじめ講座、日本の外交【外交と私たちの生活】が開催されました。

今回は「集客、助けて~」とお願いした結果、各方面の方が告知にご協力くださり、いつもの倍以上の参加者によって会場が埋まりました。野口先生をはじめ野口健氏、またFBのシェア等でお力を貸してくださった皆様、まことにありがとうございました!!

本講座でご登壇をお願いした野口先生は、イエメンやチュニジアの大使を務められた元外交官。いわば日本の国益を代表する立場にいらっしゃった方です。

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こちらが恐縮してしまうほど謙虚なお人柄の野口先生。

 

外交官のお仕事の実際などなかなか耳にする機会がないので、ご自身の経験的外交論を、ということでお願いしました。

話題は大きく3つありました。

1.思いもよらない外交の私たち日常生活への影響

2.外国での内戦、革命等の場合の日本人保護の問題

3.国際テロと日本

1.については石油ショックのお話を中心に、当時日本人がほとんど関心を持たなかった中東の政治問題の背景と当時野口先生が国連でどう対応したかについて、お話しいただきました。

2.については海外にいる日本人が戦争や自然災害に巻き込まれたときどう保護するのか、当時と現在を比較して。

最後は、先生が直接遭遇した国際テロ事件-日本赤軍のイスラエル・ロッド空港襲撃事件やイエメンの大使公邸に投げ込まれた手榴弾投げ入れ事件など-についてお話しいただきました。

 

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在外邦人の保護の問題は、先生が現役だったころ特に深刻な問題として浮かび上がり苦慮されたようです。最大のネックは、軍事アレルギーからくる極端な自衛隊に対する反発だったとか。

 

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たとえば爆弾が降り注ぎ、砲弾が飛び交うような危険な状況に陥ったとき、丸腰の自国民をどうやって救出するのか、外国の軍隊に頼りきりでいいのか、ということ。実際にこの問題に直面した方のお話を聞くと、自衛隊の役割と位置づけを見直す時期かもしれないとの思いを強くしました。

 

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私(内田)は、上記の内容もさることながら「外交官は交渉のとき録音をしないことになっている」「外交官は酒の量が多くなり、たいていアル中」「スエーデンから『死んだカナリアを鳥かごに入れて北極圏に向かっている日本人女性を保護してほしい』という要請があった」「日本赤軍のリーダー、重信房子はエジプト日本人会のソフトボール大会にピンクのパンツをはいて参加していた。当時は誰も正体を知らなかったが美人で有名だった」などの裏話が印象に残っています(笑)

 

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一般の日本人にとって中東情勢は複雑で難しい面があると思うので、すらすらと理解できない部分もあったかもしれませんが、おそらく初めて耳にするであろう内容に、時おり笑いも交えながら皆さん真剣に聴き入っていらっしゃいました。

 

講座終了後は、野口先生を囲んで懇親会へ。

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様々な経歴をお持ちの参加者が自己紹介。

和えの会リピーターさんのほか、先生のブログ「中東の窓」読者さんがお越しになりました。とりわけブログ読者さんは、ブログ主である野口先生と対面叶いお話が尽きないようでした。同読者の皆さんは、お仕事やプライベートで中東諸国と関わりのある方ばかりで、講座の内容は「とても面白かった!」とご満足の様子。

 

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最後は「世界のほとんどの国は親日だ」で話がまとまり(?)、無事お開きに。めでたしめでたし(笑)

ご参加くださった皆様、まことにありがとうございました。