日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

講座内容

「なぜ日本人は花見をするのか」「日本の幽霊はなぜ柳の下に出るのか」「船の名前に”丸”をつけるのはどうしてか」「失恋するとなぜ北へ向かうのか」・・・当たり前すぎて普段意識もしていない私たちの行動様式や思考法、感性を、もう一度古代に照らして眺めてみると、心に眠る古代的要素がよみがえります。このように日本とは何か、日本人とは何かを問い続けてきたのが「日本民俗学」です。

昨年の民俗学雑考に続き、本講座では「物の怪(もののけ)」をとりあげます。物の怪とは、人にとりついて祟りをする死霊・生き霊・妖怪のこと。亡くなった人が死後、恨みを発動させまわりに祟る話は、古代から多くあります。特に皇位継承争いなどで敗れた人が、死後世の中に大きな災いをもたらす現象を怨霊・御霊とよびます。古来、目に見えない存在を身近に感じていた日本人は、それらとどのようにつきあってきたのか。奈良末期から発動した怨霊を調べながら日本人の霊魂信仰について考えます。死後幽霊になって出ないためにも、本講座でしっかりと学んでおきましょう。

 

講座形式

聴講型

 

持ち物

筆記用具(適宜)

 

**** *事務局より*****

秋田のマタギから聞いた話、研究した怨霊に関わる不思議な出来事、各地に伝わる土くさく謎めいた風習や伝承・信仰、ものごとのいわれなど、大森先生のお話を聴いていると、いかに自分が日本と日本人について知らないか自覚させられ、先人たちの厖大な過去の営みや知恵の積み重ねに圧倒されそうになります。日本の習俗は深く豊かで謎に満ちている。ときに深い闇も垣間見える。現代の私たちはそのほんの一部を切り取ってみているだけであり、多くのものを過去に置き忘れてきたことに気づきます。

昨年の講座では、カラスやうぐいすとのコミュニケーションの取り方、「やばい」という言葉の語源、日本の幽霊が柳の下に出る理由、飛び降り自殺するときに靴を脱いで揃える日本人の習性など、日本人の行動様式や感性を解き明かすお話がとても好評でした。そこで今回は、大森先生のお得意分野(?)である「物の怪」をテーマにしました。科学技術が発達した現代においても、皇室では怨霊を鎮めるための祈りが捧げられるなど目に見えない存在を畏れ敬ってきた日本人。日常の隣にある異界を覗きながらその姿に迫ります。

H27年「日本の民」講座のレポートはこちら

当日のレポートはこちら

 

講師

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大森 亮尚

上智大学大学院博士課程修了。大学院の頃より民俗採集調査に全国を歩き回る。専攻は日本民俗学をベースにした上代文学・芸能史の研究。霊魂信仰研究や怨霊研究を通じて日本人とは何かを問い続けている。武庫川女子大学、兵庫大学教授などを経て、現在、古代民俗研究所代表。

著書「知っているようで知らない日本人の謎20」「日本の怨霊」「風呂で読む万葉恋歌」「悲のフォークロア-海のマリコへ」

 

受講料

 

2300円

*2名様以上で同時にお申込の場合、お一人様につき300円割引いたします。

*前日のキャンセルは受講料の半額、当日のキャンセルならびに事前連絡なしのキャンセルは、受講料100%申し受けます。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

日時

平成29年2月3日(金) 19:00~21:00  

*終了時間は若干前後する場合があります。

 

場所

 

大阪市立中央区民センター 3F 第3会議室

〒541-8518 大阪市中央区久太郎町1-2-27  TEL:06-6267-0201

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