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本屋の中をぶらぶらしていたときに、「プレバトで大人気!夏井いつきの超カンタン!俳句塾」という本が目に留まりました。

4月2日(日)に吟行(俳句の題材を求めて名所、旧跡に出かけること)を実施しますが、その参加者のお一人が「プレバト!を見て、俳句を勉強中です」とおっしゃっていたんです。

私は「プレバト!」(プレッシャーバトルの略らしいです)がTV番組であることさえ知らなかったので、なんのこっちゃ状態だったのですが、この本に「プレバト!」の文字が躍っていたのでさっそく購入し、読んでみました。

そして、同番組中、芸能人が俳句に挑戦するコーナーで講師を務めているのが「夏井いつき」さんだと知りました。「才能なし!」と容赦なく駄作を斬る夏井先生と出演者との軽妙なやりとりが人気で、なかなかの視聴率らしいですね。まったく知りませんでしたσ(^_^;)

ネットにあがっていた動画で過去の番組をみてみると、これが面白い!夜中に見始めて止まらなくなりました。この番組がきっかけで今ちょっとした俳句ブームが起こっているとか。

 

 

さて、本の前半は、夏井先生と脳科学者・茂木 健一郎さんの対談。その中で印象に残った箇所を抜粋します。

・俳句をやる人は好奇心が衰えない(←内田注:わかる。俳句を作ろうとすると周りの出来事や事物に敏感になるので)

・脳内の快感や報酬に関するドーパミンという神経伝達物質は、新しいことに挑戦して、自分が予想していなかったものに出会うことでふえていく。

・だから好奇心を発揮してどんどん新しいことにチャレンジし、未知の体験をしていくことが大事。

・自分が知っている世界だけでなく、知らないものにも向き合っていくことをしないとドーパミンは出なくなる。

・ドーパミンが出ないと脳の回路も強まらない。脳の回路が強まると認知症にもなりにくいことは、さまざまなデータから明らかになっている。

・俳句を作るときのほうが、脳トレなどの四則計算をするよりも脳が活発に働くことがわかっている。

・(計算のように)終わりがすぐに見えてしまうものは、脳も「つまらない」と判断し働きが失速する。俳句を作っているときはそういうことは起こらない。

 

私も昨秋、初めて吟行に参加したとき「いつもと違う脳ミソの回路を使っているな~」と実感しました。季語との繋がりや意味合い、語調、リズムを整えながら五・七・五に収めていく作業は、普段は使っていない筋肉を使ってエクササイズする感覚に似ていました。脳がいい汗をかいたような感じ。

そして、ぴたっと来る言葉があてはまったときの爽快感は、パズルゲームにも似て面白い。上の話には納得です。

ですが、俳句なんて自分には作れない、難しいと思いこんでいる人の多いこと!

その思い込みはどこから?と思います。うまい俳句を作ろうとせず、まずは感じたままを言葉にすればよいだけ。年をとると新しいことにチャレンジすることが億劫になりがちですが、「すぐに終わりが見えるもの」「いつもと同じこと」ばかり繰り返していても脳は退屈するばかり。

命短し、作れよ俳句。というわけで吟行、行ってまいります☆彡