日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

講座内容

切子(きりこ)とはガラスの表面にさまざまな模様や装飾を施していくカット技術のことです。日本では薩摩切子や江戸切子が有名ですが、大阪にも切子の伝統があることをご存じでしょうか?

その発祥の地は天満、江戸時代後期にさかのぼります。実は、江戸切子の元になったのが天満切子なのです。天満切子は「花切子」とも呼ばれ、薔薇や桔梗、梅、桜、菊など繊細で愛らしい花模様を施す点が特徴です。戦後~高度経済成長期には、天満でも多くの加工所が栄え、グラインダーが回転する音で賑わっていたと言います。

しかし切子の業界も、自動化の波や安価な海外製品に圧され、大半の加工所や工房が廃業していきました。そんな中、今でも天満切子の伝統を受け継ぐ「藤本硝子加工所」。同加工所を切り盛りする藤本幸治さんは御年88歳で、日本最高齢の切子職人です。

本講座では同加工所を訪れ、切子制作の様子を見学し、希望者には実際に切子を体験していただきます。作業の後は、じっくりと藤本氏のお話を聴く時間も設けています。TV番組「和風総本家」でも取り上げられた大阪のホンモノの職人、藤本さんの工房を訪ねてみましょう。

藤本さんの言葉
「子供の時から絵が好きで、ガラスコップに絵を描いていると聞いて入った道です。きれいな花を見れば切子カットに出来ないか、考える苦労が楽しみで、未だ満足できる仕事も出来ていませんが、今日まで加工依頼をいただける幸せをありがたく戴いて精進している日々です」

 

講座形式

体験型

 

持ち物

・切子体験を希望する方はお好きなガラス容器(コップなど)を一つお持ちください。100円ショップで売られているものがよいそうです。

・下絵用のシール(和えの会で準備します。好きなイラストをあらかじめ描いて当日お持ちください。詳細別途)。

・筆記用具(適宜)

 

**** *事務局より*****

2年前奈良にあるギャラリーの前を通ったとき、中から漏れてくる温かな光に誘われて思わず足を踏み入れた瞬間から、美しい切子が施されキラキラと輝くランプの数々に心奪われました。(当時)86歳の職人さんによる作品と聞き、本当に驚きました。失礼ながらそんなお年の方が作ったとは思えないほど、おしゃれで愛らしい切子だったからです。「どんな人がこんなに優しげな作品を生み出すんだろう」と思いながら2年。今秋、大阪で開かれた作品展でご本人にお会いすることができました。

やはり作品はご本人を映し出すのですね。思わず手を合わせたくなるような温かで穏やかなお人柄ゆえに、硝子の上に咲く花たちも一層愛らしいのです。旧陸軍の少年兵だったため「亡くなった仲間の分まで人のお役に立とうと頑張ってきた。自分のような人間でも少しでも世の中のお役に立てるなら」と見学も快く引き受けてくださいました。硝子に花を咲かせて皆の喜ぶ顔を見るのが幸せという民話に出てきそうな「平成の花咲か爺さん」(勝手に命名)の加工所見学、参加枠は各回5人のみです。

当日のレポートはこちら

 

 

講師

 

藤本 幸治
 昭和4年 奈良県吉野生まれ。少年飛行兵として旧陸軍に入隊し復員後、大阪・天満の水野硝子加工所に住み込み見習い工として入所。昭和33年に独立し「藤本硝子加工所」を設立する。切子一筋67年、現在日本で最高齢の切子職人。TV番組「和風総本家 誰も知らない大阪の職人探しの旅」「西川きよしのあるき目です」などに出演。

参加費

 

1500円

*参加費は藤本さんへのお土産と当会の事務手数料、HP運用費に充てさせていただきます。

 

 

日時

 

【第1回】定員に達しました。*キャンセル待ち受け付けます。

平成30年2月4日(日) 14:00~ 

 

【第2回】定員に達しました。*キャンセル待ち受け付けます。

平成30年2月25日(日) 14:00~ 

*現地滞在は切子体験の長短により2時間~2時間半を予定しています。

 

 

集合場所

 

JR環状線 桜ノ宮駅「東口改札」13:50集合。

 

 

お申込み

 

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