日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

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梅雨入りとは名ばかりの天気が続いていたのに、よりによって本気の雨が降った6月15日。「日本の美」の講座が開催されました。天気が悪いので欠席者もいるかな~と気がかりでしたが、杞憂に終わりほっとしました。参加者の皆様、足元の悪い中お運びいただきまして、ありがとうございました。

学芸員として数々の美術展を企画・監修なさっている村田先生、この日は着物の書生さんスタイルでご登壇され、雰囲気を盛り上げてくださいました(^∀^)。

「日本の学校で使う美術の教科書では、西洋美術と日本美術の取り扱いの比率は、9:1。西洋の画家の名前は挙げられても、日本の画家になると『はて?』となる日本人は多い。日本で使う教科書なら本来5:5であっていい」との村田先生の言葉が導入となって、みなさん興味津々の様子で聞き入っていらっしゃいました。

「絵師と画家の違い」「絵の中の季節」「モチーフに隠された意味」「絵に描かれ書かれるもの」「価値と真贋」という5つのポイントに絞って、日本画の鑑賞ポイントを学びましたが、 講義後みんなで感想をシェアしたところ、「目からウロコ」「知らないことばかりで感動した」という声も。普段何気なく見ている日本画も、村田先生の話を聞いた後だと、見え方も変わってきます。知っているのと知らないのとでは・・・というやつです。

売主もその価値がわからずに二束三文で売られていた掛け軸が実は本物で、格安で高名な画家の作品を手に入れられた話など、審美眼をお持ちの先生ならではのエピソードには、感心するやらうらやましいやら。誰も見向きもしないガラクタの中から本物を見極められるって、すごいことです。しかもまだ30代半ばとお若いのに、「なんでも鑑定団」 を地で行く村田先生なのでした。実際、作品の真贋についてメディアなどからの問い合わせにも答えていらっしゃるそうです。

余談ですが、この日は「日本文化大好き」なアルゼンチンからの留学生さんもご参加くださいました。日本のマンガやアニメでしか見たことなかった本物の風呂敷(村田先生が掛け軸を包むのに使っていたもの)を見て「初めて実物を見ました!!」と文字通り目を輝かせていらっしゃいました(*^_^*)。その風呂敷はリバーシブルで使えるお品だったので、彼女にはその実用性も萌えポイントだったようです(笑)