日本人ことはじめ講座は、日本人らしさゆえに世界を魅了する無名の日本人を増やします。

ビザなしで渡航できる国・地域の数の多さを国別に比較する「パスポートランキング」で、 日本が初の単独1位になったそうですね。その数190ヵ国(前回調査では189ヵ国でシンガポールとタイ)。こうなると、ビザが必要とされる国を挙げる方が話が早いくらい。これは国際社会における日本の信用度そのものと言ってよく、先輩方の良き行いの積み重ねのおかげ。私たちも引き続きその信用を高めるように努めたいものです。

海外で仕事をしていた友達が言っていました。日本人なら、ほぼどこの国でもすんなり現地入りできるけれど、同じプロジェクトにいたアフリカ人は大変だったと。彼の母国をA国、目的地をB国とした場合、AとBの間に国交がないとビザは取れない。そのため、A・B両国と国交のあるC国に飛んでからビザを取るとか。

パスポートひとつあれば、世界中の国にさっと入国できる日本人には「国のもつ信用」がどれほど貴重なものかぴんときてないかもしれませんね。

本題です。エジプトの学校で日本式の教育が広がっているというニュースをご紹介します。サウジアラビアでも日本の学校に倣い生徒による清掃が教育の一環として導入されているようですが、エジプトでは、子供の協調性と規律を育てるために日直や学級会の仕組みを取り入れるなど、さらに「日本色の濃いもの」になっています。日本の学校教育に関心の高かったシシ大統領が、2016年に安倍首相と会談して実現した取り組みらしいのですが、これが形骸化することなく子供たちの成長の糧になるようにと願います。

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エジプトの子供に日本式教育 掃除・学級会で協力学ぶ

【カイロ=飛田雅則】

エジプトで3日、日本の学校の学級会や日直、清掃などを取り入れた教育を実施する「エジプト・日本学校」の授業が始まった。国際協力機構(JICA)が35校の公立学校を対象に教員研修などを支援した。現地では教師が一方的に知識を提供する教育に偏重してきた。日本の学校を参考にして学級会など子どもが協力する機会を増やし、チームワークや協調性を育てる狙い。

 

日本式の教育を導入したエジプトの公立学校で教師が子どもに掃除を教える(カイロ郊外)
日本式の教育を導入したエジプトの公立学校で教師が子どもに掃除を教える(カイロ郊外)

 

初年度は幼稚園と小学1年が対象。算数など学科はエジプトのカリキュラムだが、子ども同士が話し合う学級会など日本の要素を取り入れた。人口増で1クラス70人以上の公立校もあるが、最大40人に抑え、教師の目が届きやすくした。

開校したカイロ近郊の学校では教師が子どもたちに清掃の仕方を教え、協力して教室をきれいにするように指導していた。現地の学校は清掃員が掃除するのが一般的だ。イスラ・タウフィーク校長は「日本の教育は協力を重視しており、人格形成に役立つ」と強調する。2児の母のイマンさんは「きっちりとした日本の教育を受けさせたい」として別の学校から子どもを転校させた。

エジプトは日本の支援を受けて、協調性や規律を重んじる人材育成に向け教育改革を進める。2016年2月に訪日したシシ大統領が安倍晋三首相と会談し、日本式教育の導入で合意。一部で試験的に導入されてきた。エジプトは当面、200校での導入を目指している。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36104400U8A001C1EAF000/